繊維業界の川上で立ち遅れるIT化。この事態に警鐘を 鳴らし、サプライチェーン・マネジメントの必要性を 必死に啓蒙する男がいる。エレクトロニクス事業部、成田 裕。 その視線の先には壮大なロマンがあった。
日経産業新聞 2002.6.26 掲載

クラボウ烈伝人物編  シリーズ8 エレクトロニクス事業部
今や繊維の枠を超え、多彩な分野へと領域を拡げ続けるクラボウ。
そのターニングポイントには必ずひとりのキーマンがいる。
彼らの想いに、クラボウの明日が見えてくる。
B2Bで繊維業界に新風を!
川上の経営者たちよ、目を覚ませ!!
効率化競争が激化する中、あらゆる業界で企業や国の境界を超えて情報を共有し、オンデマンド型の効率的かつ機動的な製販一体化システム『サプライチェーン マネジメント』が急進展している。しかし、繊維業界にあっては、アパレルと小売間のいわば川下側が着々とその成果を上げているのに対し、メーカーと染色など加工工場間のそれはまだゼロに等しい。この事態に警鐘を鳴らし、川上を中心としてインターネットを活用したB2B(企業間取引)を実現し、川下まで含めた繊維業界全体のサプライチェーンを目指すのが、クラボウの成田だ。
生き残り策はサプライチェーンあるのみ。
成田はクラボウが新規事業開拓の切り札として1976年に発足させた情報開発部(現:エレクトロニクス事業部)に、83年配属。以来、一貫して染色加工場向けの提案活動をおこなってきた。そこでバブル以前と以後の激変をつぶさに見てきた彼は言う。「一部の経営者の中には、現在の不況は我慢していればいつか上向く、と思っている方もまだいる。しかし、これは大きな間違い。ビジネススタイルの転換なくしては、もはや淘汰されるしかない。この唯一の転換方法こそが事業のIT化によるB2Bの導入だ。そしてサプライチェーンに参画した者は、単なる合理化や生産性の向上だけでなく、情報の共有化から生まれる創造的生産によって、消費者に存在価値を見いだされるであろう。」
モノじゃない。価値を提供できるかどうかだ。
「数年後には繊維業界もIT化が完了する。2002年度はそのためのターニングポイントとなる」と予測する成田は数年前に起きたITバブルをふりかえって言う。「我々の提案はあくまで顧客の生産が創造的かつ価値あるものに変わる仕組みであって、コンピュータやサーバーなどハードを販売するものではない。幸いにもITバブルの影響をほとんど受けなかった繊維業界に、今バブルをもたらすことは許されない。資源をいたずらに消費するモノを売るのではなく、消費者が真に満足し幸せになる“価値”を提供していくことが使命だ」と。


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