クラボウ(資本金220億円、本社 大阪市中央区、社長 井上 晶博)繊維事業部は、これまでに培った紡績の基礎技術をもとに、革新的な思想を新たに取り入れた紡績技術「Surface Structure method(表層形成方式)」を確立し、その技術を活用した「早や乾き」機能にきわめて優れた紡績糸を開発しました。今春より「一屋干し®」ブランドで、原糸販売を開始します。
1.開発の背景
雨の多い梅雨時や日照時間の短い冬場は、洗濯したものが乾燥しにくく、日々の洗濯に携わる多くの主婦を悩ませてきました。また、近年は、共稼ぎの家庭も増えてきていることから、夜に洗濯をおこないそのまま部屋干しする機会も増えており、一晩で乾く繊維製品へのニーズが高まっています。そういった製品に対応するため、綿のここち良い肌ざわりを損なうことなく、「早や乾き」機能に優れ、年間を通して使用できる高機能素材の開発が求められていました。
こうした消費者のニーズに対応するため、革新的な紡績技術の開発を進めて誕生したのが「早や乾き」機能を持つ原糸「一屋干し®」です。
2.「一屋干し®」の特長
「早や乾き」機能を持つ原糸「一屋干し®」には、昨年7月に立ち上げた紡績技術の改革に取り組む社内プロジェクト「紡績技術開発グループ」が開発した技術「Surface Structure method(表層形成方式)」が活用されています。この技術は、これまでの紡績の基礎技術をもとに、革新的な思想を新たに取り入れた紡績技術です。「一屋干し®」は、衣料はもとよりタオル、寝具など広範囲な用途に利用できる画期的な原糸です。
(1)洗濯機による脱水後の乾燥時間を短縮
洗濯機による脱水後、残留水分率が10%以下になるまでの時間は、通常の綿100%に比べ
6分の1程度に短縮されます。
・測定方法:JIS L2017 103法
・環境:20℃×80%RH
・サンプル:20×20cm 2枚重ね フライス編み
(2)水分を素早く吸収拡散、乾燥速度をアップ
スポット法による拡散試験では綿100%に比べ30秒後には約2倍、60秒後には約3倍の面積にまで水分が拡散するため乾燥のスピードが高まります。
(3)肌にここちよい自然な綿の肌ざわりを実現
「早や乾き」機能がありながら、天然繊維である綿が持つ自然な肌触りを製品に生かすことができます。
4.販売時期
平成22年4月 販売開始予定
5.販売計画
平成22年度 1億円(原糸販売)
平成23年度 5億円( 〃 )
6.お問い合わせ先
クラボウ 繊維事業部 http://www.kurabo.co.jp/cotton/
大阪本社 繊維素材部 原糸課 担当:大島
〒541-8581 大阪市中央区久太郎町2−4−31
TEL:06−6266−5234 FAX:06−6266−5381
以上
|