ニュースリリース

1998年

1998年10月28日

「恵の家システム」の販売開始について

 

クラボウ(資本金220億円、本社 大阪市中央区、社長 真銅孝三)化成品事業部は、この度「より確かな断熱性能設計」をコンセプトとした「恵の家システム」を開発し販売を開始します。これは、戸建て用に開発した熱計算ソフトで、これから建築される住宅の性能をそれぞれの地方の気候にあわせて正確にシュミレーションし、健康で快適な住まいを提供できるシステムです。
           
        
1.開発の背景
             
昭和48年の第一次オイルショックを契機に住宅の暖房エネルギーの主体であった灯油消費量を抑制する家づくりへの転換が進みました。
また平成4年には“新省エネルギー基準”が示され、寒冷地の暖房用エネルギーの抑制に加え、地球温暖化の防止と世界的な環境保全が求められるようになりました。この“省エネルギー基準”を推進させるに当たって、断熱の強化、気密化の導入、計画換気等の新しい住宅が生まれてきました。しかし、「高気密高断熱」ということだけが先走りし、理解されないまま住宅が建築され、その結果結露や換気不足などからカビ、ダニ、有害ガス等によって人体に悪影響を及ぼし、さらに住宅の耐久性をも損なうケースが見受けられるようになりました。この為、一部で「高気密高断熱の家は不健康で耐久性がないのでは?」との疑問が生まれる結果となりました。
当社は、こうした誤解と疑問に応えるため、どうしたら人が健康で快適に住むことのできる耐久性の良い家をつくれるかに取り組み、この度「恵の家システム」を販売開始します。
        
      
              
2.「恵の家システム」概念

 「恵の家システム」は、地域に見合った4要素“断熱、気密、換気、冷暖房”をコンピュータで数値化し、「恵の家システム」専用の換気ファンや断熱ボードを組み合わせることによって健康で快適な住まいづくりを実現するシステムです。断熱は外断熱方式を採用し、従来からの戸建住宅に対応できます。
        
         
           
3.「恵の家システム」の特長
           
  (1)既存の高気密高断熱の施工に比べ低コストでの施工が可能です。
     必要以上の性能を求めるのではなく、地域ごとに必要とされる性能
     をコンピュータで数値化し、最適コストで提供します。
     
  (2)特殊技術・技能を必要としません。
     断熱、気密、換気、全て既存の技術で十分対応できるよう
     簡素化されています。
      
  (3)住宅の性能を数値で表示できます。
     断熱-気密-計画換気の順で、熱計算、気密性能測定、計画換気流
     量の設定を専用コンピュータ、測定機により数値で示します。
     また、年間冷暖房料金等の推定値も計算します。
       
  (4)断熱気密専用ボード「クランボード恵」を使用することで
     次のような性能が得られます。
    ・外断熱工法により各種工法に対応できます。
    ・寒冷地用、蒸暑地用の2タイプを用意していますので、
     南北に長い日本の気候に対応できます。
    ・通気量の確保と湿気の排出を促す特殊加工を施しています。
    ・気密を高めるための小口処理を行なっています。

  (5)世界で最も公衆衛生基準の厳しいスウェーデンの換気基準で
     設計された排気空気計量システム「ユーフレクト」を採用しています。
     ※物件ごとに換気工事図面作成、計画流量値の設計も可能です。
    
  (6)気密性能は、相当隙間面積 2(cm2/m2)以下を実現しています。
     次世代省エネルギー基準案をクリア
     <財団法人住宅・建築省エネルギー機構 気密評定第364号取得>
          
            
               
4.販売計画
          
  当システムは、地場工務店を主たる販売先としています。
   平成10年度 100棟
   平成11年度 400棟
   平成12年度 1,000棟
     
     
5.今後の展開
         
  当社の営業・技術スタッフが、「恵の家システム」について、
  商品説明と技術説明を各地で順次開催します。



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