ニュースリリース

1999年

1999年02月10日

コットン・エコプロセシング研究会に名称変更

 

バイオ精練研究会(平成7年12月発足)は、平成10年度臨時総会において名称をコットン・エコプロセシング研究会に変更しました(注1)。同時に活動内容も、これまでのセルロース系繊維のバイオ精練(注2)の実用化と普及活動から、バイオ精練を中核として、環境調和型加工技術の開発を新たに加えました。
コットン・エコプロセシング研究会の役員は、高岸 徹会長(大阪府立大学工学部教授)以下旧バイオ精練研究会の役員が継続してその任に就きます。会員数は現在46名(個人会員および賛助会員)です。
          
コットン・エコプロセシング研究会役員
 会 長  高岸 徹  (大阪府立大学工学部教授)
 副会長  前嶋義夫  (静岡県浜松工業技術センター研究主幹)
       クラボウ
 幹 事  上甲恭平  (京都女子大学家政学部助教授)
       敷島紡績・
       大和化成・
       大和紡績・
       長瀬産業・
       ノボ ノルディスク バイオインダストリー
         
                                                                                        以 上





(注1)コットン・エコプロセシング研究会
 21世紀を見据え、エコロジーを視点に入れた繊維加工は時代の強い要請です。
 バイオ精練研究会は発足してから3年になり、会員の努力によってかなりの成果が得られ、実用化に向けて前進したものと確信します。ここで、バイオ精練で得られた知識、技術を基盤として、さらなる展開をしなければならない時にきているものと思われます。我々のバイオ精練研究会は、綿を中心として、グローバルにエコロジーを視点に入れ、世界をリードしなければならない立場にあるといえるでしょう。多くの問題が山積みになっていますが、たとえば、綿の糊抜き、精練、漂白の酵素による連続処理工程の確立もその一つです。バイオ精練を中核にして、その周辺の繊維加工技術の開発が急務と考えられます。ヨーロッパを中心に世の中の情勢はトータルにエコフレンドリー・プロセスを確立する方向に向かっていることは論を持たないでしょう。
 このような情勢から、いままでのバイオ精練技術を活かすためにも、研究会の活動をさらに広く周辺領域まで拡大していく必要があります。このような観点からバイオ精練研究会を「コットン・エコプロセシング研究会」に発展的に名称変更し、この分野において世界をリードする研究会にしていきたいと考えています。21世紀に向かって、今まさにその時がきているものと思われます。もちろん活動内容としてはバイオ精練を中心に位置づけていくことは言うまでもありません。
 「プロセシング」とは(繊維)加工を意味する一般的名称で、欧米の繊維加工分野では広く使われている言葉です。




(注2)バイオ精練
 綿繊維の一次壁にはペクチン、タンパク質、ワックスなど多く存在していますが、それらの不純物を除去するために、現在では苛性ソーダを使用し、100℃近い高温条件下で精練する方法で行われています。これに対して、酵素を用いる方法は反応pHや温度が温和な条件で行われ、化学法に比べて環境にやさしく、そのうえ、出来上がったものは柔らかく肌触りが良いなどの特徴を有しています。



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