ニュースリリース

1999年

1999年11月18日

機器組み込みを目的とした色抽出装置「KA-50」の開発、販売開始について

 

クラボウ(資本金220億円、本社・・大阪市中央区、社長・・真銅孝三) エレクトロニクス事業部は、色抽出装置「KA-50」を開発し、本年12月より販売を開始します。
色抽出装置「KA-50」は、当社が既に販売している色画像抽出装置「KA-100A」と同様、白黒画像処理装置と接続して使用することにより、安価で高速・高精度なカラー画像処理を実現する装置です。今回発表する「KA-50」は「KA-100A」を大幅に小型化すると同時に、高速移動物体の検査に必要不可欠なランダムシャッター機能(注1)及び画像フリーズ機能(注2)と、自社開発した小型カラーカメラを搭載した商品です。装置に組み込んで色々なカラー検査に広く使用することができます。
クラボウは、本年12月1日から3日にかけてパシフィコ横浜で開催される「‘99国際画像機器展」に出展し、この「KA-50」を展示しデモンストレーションします。
        
             
1. 開発の経緯
 エレクトロニクス事業部は、現在、色計測・検査装置として、カラーセンサーや色画像抽出置、外面検査や欠陥検出装置ならびに色調判定・色計測システムなど種々の製品を開発、販売しています。
色画像抽出装置「KA-100A」は、廃ビンの色選別、印刷物のチェック、はんだ不良検査や電子部品の不良検査など数多くの用途で使用され、エンドユーザーだけでなく、機械メーカーや画像処理装置メーカーに大変なご好評をいただいてきました。また、色画像処理の基本技術を利用したOEM商品を機器メーカーに多数販売し、高い評価を得ています。

 「KA-50」は、従来の装置「KA-100A」を体積比約1/20に小型化すると同時に、
  次の新機能を追加しました。
  (1)高速移動物体の検査と登録に必要不可欠なランダムシャッター機能と画像フリーズ機能
  (2)カラーカメラより取り込んだ画像から指定した色を抽出し、抽出領域を256階調の濃淡
    画像に変換し出力する機能(従来は白黒の2値画像)
  (3)R、G、Bなどのフィルターを通した濃淡画像を出力する機能

 また、カラーカメラも従来比約1/7の小型化に成功し、従来設置が困難であった狭い場所への取付けも可能となりました。
 さらに、操作は画像処理装置などからシリアル通信インターフェースを介してのコマンド入力とすることにより、画像処理装置と一体化したシステム構築が可能となります。
「KA-50」はこれらの大幅な小型化と新機能により、機器組み込みを容易にした商品です。
         
          
2.主な仕様
 (1)専用カメラ      :市松格子原色RGBフィルタカメラ(VGA出力)
 (2)画像出力       :NTSCコンポジット信号
 (3)処理結果画像出力 :標準白黒映像信号
 (4)処理速度       :1/30秒(最速)
 (5)サンプリングレート:10MHz
 (6)色抽出方式      :均等知覚色空間による極座標抽出方式
 (7)同時抽出チャンネル:8チャンネル
 (8)フィールドメモリ  :1画面
 (9)色指定ウィンドウ  :矩形、ティーチング方式
 (10)外形寸法      :120×50×80(W×H×D)⊂但し突起部含まず
 (11)電源電圧      :DC24V
           
               
3. 特長
 (1)人間の感覚に近い色識別が行えます。(Lab表色系採用)
 (2)専用ハードウェアによる高速処理を実現しています。
 (3)カメラ視野内において同時に8種類の色を抽出できます。
 (4)32ロットまでの品種の切り換えが行えます。
 (5)抽出領域の濃淡画像を出力できます。
 (6)光量変動に対して安定な色抽出が行えます。
 (7)R、G、B等のフィルタを通したモノクロ画像を出力できます。
 (8)操作を画像処理装置と一体化することが可能です。
 (9)目視では検査できない高速移動物体の検査が可能です。
                 
4.発売時期
  平成11年12月
         
5.商品名(型式)
  色抽出装置「KA-50」
         
6.価格
  オ-プン価格
         
7.初年度販売予定台数
  1,000台/年
            
                                         以 上
      
       
(注1)ランダムシャッター機能
    任意のタイミングでシャッターを切る機能。検査対象品がランダムに
    流れてきても、位置ずれすることなく検査することができます。
                 
(注2)画像フリーズ機能
    シャッターを切って撮影した画像を保持する機能。製造ラインで使用する場合、
    ラインを止めずに保持した画像で色登録したり、検査した画像を確認する
    ことができます。



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