ニュースリリース

2000年

2000年05月17日

環境にやさしい天然素材ケナフを使用したエコロジーファブリック
ケナフ綿混素材「紅麻綿」の販売開始について

 

クラボウ(資本金220億円、本社 大阪市中央区、社長 真銅孝三)綿合繊事業部は、人と地球の健やかな環境を考える〈ヒューマン・フレンドリー〉の発想で製品づくりを進めておりますが、このたび省資源・エコロジー製品シリーズの1つとしてケナフ綿混素材「紅麻綿」を新しく本年5月より販売開始しました。
 
 ケナフはアオイ科ハイビスカス属の一年草であり、地球環境保全の一助として話題を集めている植物資源です。二酸化炭素の同一面積当たりの吸収能力が森林に比べて4~5倍高いといわれており、
紙パルプの代替原料にもなるので、環境素材として注目され和紙・壁紙・防音材等に利用されています。
      
 新しい非木材資源として地球全体の温暖化防止や森林の保護に貢献するものとして期待されています。
 綿合繊事業部では「一村一品運動」のテーマで、各自家工場が各々の特色を生かした独自製品の開発を目指していますが、北条工場(愛媛県)ではこの話題の素材に注目し、ケナフ綿混の製品化に成功、バス・トイレ用品やキッチン用品を中心に、衣料用途にも商品展開を行います。輸入する原料の選別については、河野新素材開発_(注1)の協力を得、同社とともに試開繊、試紡、試織を積み重ねて完成したもので、すでに一部特許出願も行っています。同工場では、今後も顧客の要望を取り入れさらに新しいケナフ製品の開発に取り組む予定です。
同事業部では、ペットボトルの再生衣料「アフターペットR」,ヘンプの良さと綿の良さを融合させたナチュラル素材「ヘンプコットン」,落綿や裁断屑などを再利用した「リターンコットン」等をラインアップし、今後もエコロジー素材シリーズの開発を一層強化する予定です。
       

1.ケナフ綿混素材について
  ケナフの靭皮から採った繊維は、素材が太くてかたいため、従来衣料用素材の
  原料としては柔軟性、伸縮性等の評価が低く、積極的に利用されていませんでした。
  このたびこの話題性のある素材に着目し、衣料用途に利用できるように各種の試験を
  重ねました。原料の繊度を細く柔らかく改良し、独自に開発した紡績・製織技術により、
  綿や再生ポリエステル原料との混紡で各種の製品化を実現しました。ケナフ原料の
  混率を上げて紡績することで素材の特長が全面的に製品に表れています。
      
  (1)紡績糸番手    10S・16S・20S
  (2)ケナフ最終混率  最低10%以上で製品化しています。
            なお30%以上の高混率製品も開発済です。
             
2.特長
         
  (1)多孔性であるので、綿100%素材と比べ、軽くて吸水効果があります。
         
  (2)天然素材のシャリ感のある肌ざわり、綿とのミックスで独特の風合が楽しめます。        
  (3)野趣あふれる光沢性があります。 
             
3.商品展開
          
  バス・トイレ用品、キッチン用品、アクセサリー(帽子・ソックス)
  ユニフォームウエアー、カジュアルウエアー
  多用途なライフスタイル全体に展開できる製品を企画販売しています。
          
4.本格販売時期
            
  平成12年5月中旬より
         
5.販売予定
         
  年間売上高 初年度 2億円
        3年後  5億円
             
6.お問い合わせ先
  〒541-8581
  大阪市中央区久太郎町2-4-31
  クラボウ 大阪本社
  綿合繊事業部 営業統括部 マーケティンググループ
  TEL 06-6266-5598 担当 鈴木
         
  〒103-0023
  東京都中央区日本橋本町2-7-1イトーピア日本橋本町ビル
  クラボウ 東京支社
  営業統括部 東京マーケティンググループ
  TEL 03-3639-7046 担当 加藤

                                         以 上
      
        
(注1) 河野新素材開発株式会社
〒791-0244 愛媛県松山市水泥町333-189
代表取締役社長 河野 剛
TEL(089)975-8669
・資本金 1,000万円
・事業内容 ケナフ素材の生産・輸入販売
天然系接着剤の開発



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