ニュースリリース

2001年

2001年10月03日

繊維業界向けIT化推進への取組みでデルコンピュータと協業

 

クラボウ(資本金220億円、本社 大阪市中央区、社長 エレクトロニクス事業部は、Internet、XML(注1)に対応した繊維業界向け統合型受発注・生産管理システムの開発・販売により、業界のIT化に取り組むこととなりましたが、この事業の展開にあたり、デルコンピュータ株式会社(資本金9,927万円、本社 神奈川県川崎市 社長 浜田宏、以下 デル)(注2)との間で、IT化に不可欠な「ハードウェア調達と関連サービス」「ネットワークコンサルティング」の分野におて協業することとなりました。
 今回の協業は、クラボウが得意とする 測色・調色、検査スケジューリングからデザインCADや捺染型の製造に至るすべての繊維製品生産工程のデジタル化技術と、デルが持つ、高性能サーバ製品などのハードウェア・プラットフォームや、保守サービス、ネットワーク・インフラ構築などに関する専門知識を活かしたITソリューションを融合させ、繊維製造工程のIT化を短期間に低コストで可能とするものです。
 協業についてのモデルは10月8日~13日までインテックス大阪で開催される、第7回大阪国際繊維機械ショー(7thOTEMAS)で一般に公開いたします。
         
              
1.協業に至った理由 
 昨今の繊維製品の製造に於いては大きく分けて2つの流れがあります。先ず量産品についてはSPAの台頭により低価格ながらも高品質な商品の提供が進んできており、とくに中国を軸とする東南アジア各国を生産拠点としたビジネスモデルが一般的となっています。一方、高級衣料や贈答品、短納期を求められる企画品については依然国内生産が主体となっています。何れの場合にも、細かく分業化された数十の製造工程を経て製品化された後に、商社、アパレル、卸売り業者、販店等の流通経路を経て消費者に供給されています。このように分業化が進んだ供給システムの中で、流通経路におけるITへの取り組みは個別に進められているものの、生産工程のシステム化単独のオフラインであることから、製造から販売に至る行程全般の省力化の阻害要因となっています。クラボウでは今後、繊維市場が活性化するためには、情報が分断されている製造工程のIT化を進め、流通を含めた供給行程をチェーンとして捉えた一貫した企業間情報交換システムの構築に取り組んで参ります。
          
             
          
2.IT化に求められる要求
 (1)デザイン、色彩、調色分野のデジタル化と製造工程全域に渡る生産システムの構築、
 (2)製造工程にある主要システムが個別に取得している情報を、
    業界を通して企業間で共有するためのインターフェース
 (3)低コストながらも安定稼働するハードウェアの供給。
 (4)中国を初めとする東南アジア地域に於ける「ハードウェア品質保証と安定供給」、
   「各国共通のサポートメニュー」「各国共通の高品質の保守体制」
 (5)企業規模を問わず、繊維業界の共通の要求仕様として、既存システムとの相互接続性、
    高い拡張性、海外拠点との確実かつ安定した通信
 (6)インターネットを柔軟に活用できるシステム構築ノウハウ
          
         
          
3. 協業における役割分担
 今回の協業では、上記要求を満たすため、ユーザーとの窓口とシステム全体の取り纏め及び、前述(1)(2)についてはクラボウが担当し、(3)~(6)についてはデルコンピュータ㈱が担当いたします。また、技術情報の交換やマーケティング活動についても2社で積極的に実施いたします。今後、より一層の「繊維産業の国際分業化」「短納期化」「多品種少量化」が予想されており、このような変化予測の難しい市場環境の中で繊維製品の製造、供給をされている企業の競争力と業務効率の向上をITを通して強力にサポートして参ります。
          
              
4.コメント
 デルコンピュータ株式会社 営業技術支援本部 本部長 長谷川 恵氏は次のように述べています。「倉敷紡績株式会社の繊維生産現場に於けるIT化への積極的な取り組みを歓迎します。デルは、パフォーマンス、信頼性、価格性能比に優れたサーバ製品「PowerEdge(tm)」シリーズと、充実したサービス・サポートにより、日本の繊維産業の競争力向上に向けた安定したITプラットフォームの提供をクラボウと共に支援してまいります。」
 クラボウ常務取締役 エレクトロニクス事業部長 福井雅之は「本協業は繊維産業における、低コスト且つ安定供給という業界の課題を解決するものと確信しています。当社が有する色彩科学のコア・リソースを組み込むことで、他社に類をみない信頼し得る、かつ、安定したシステムを提供し、繊維のみならず、塗料、化成品といった非繊維業界向けのシステムもデルコンピュータと共に取り組んで参ります。」
           
         
         
5.お問合せ先
 〒541-8581 大阪市中央区久太郎町2―4―31
 クラボウ大阪本社
 エレクトロニクス事業部 システム開発部 企画開発グループ
 TEL:06-6266-5552(直通) Fax:06-6266-5229
 E-mail:y-makiura@el.kurabo.co.jp   担当:牧浦 良彦
       
 システムの概要及びOTEMAS出展概要:別紙のとおりです。
         
          
                                                   以 上


 
  
(注1)Extensible Markup Language
ISOで標準化されたSGML(Standard Generalized Markup Language) を
Web上で使いやすくするためW3C(World Wide Web Consortium)が制定した
の言語。Webを通じて異なるシステムが情報を交換したり、データの流れを
ルール化するなどが可能となる。
          
(注2)デルコンピュータ株式会社
神奈川県川崎市幸区堀川町580番地 ソリッドスクエア東館20F
代表取締役社長 浜田 宏
資本金:9,927万円
http://www.dell.co.jp/



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