ニュースリリース

2002年

2002年10月10日

断熱と気密を同時に施工!戸建住宅向けスプレー断熱工法
「クラボウKISシステム」販売開始

 

クラボウ(資本金220億円、本社 大阪市中央区、社長 化成品事業部は、戸建住宅向けスプレー断熱工法「クラボウKISシステム」を販売開始します。
 戸建住宅向けの断熱関連商品としましては、硬質ウレタンフォーム断熱材の原液「クララフォーム-R」、ボード成型品「クランボード」、平成11年省エネ基準(注1)対応の現場発泡のスプレー断熱工法「恵の家Ⅱ」を販売してまいりましたが、10月10日より現場発泡品に平成4年省エネ基準(注1)対応スプレー断熱工法として、「クラボウKISシステム」(KISはKURABO Insulation Sprayの略)をラインナップに追加し、全国での販売を開始いたします。
 今回販売する「クラボウKISシステム」は、戸建住宅の建築現場で「クララフォーム-R」をスプレー発泡させ、ハイレベルな断熱・気密を同時に施工できる省施工システムです。施工は当社認定の専門施工業者が実施するため、現場発泡に必要な設備・ノウハウを有しない工務店にも採用が可能となるだけでなく、安定した性能レベルを確保できます。さらに住宅金融公庫が基準金利基準+割増融資基準として定める平成4年省エネ基準(新省エネ基準)にも対応しています。
   
1.販売に至った経緯
 これまで一般的な住宅の断熱材としては主に安価な繊維系断熱材が使用されてきましたが、あらゆる住宅の高性能化が進む中、より確かな断熱性能が求められ、最近では熱伝導率や耐水性に優れた発泡プラスチック系断熱材が多く採用される傾向にあります。
 また、同時に計画換気の導入や熱損失の観点から高い気密性能も求められはじめています。通常、この断熱工事と気密工事は必ず別工程となり、また気密工事には必ず気密シートや気密テープなどの気密補助材を用いなければならず、工期の長さや工事にかかる手間がコストアップにつながる大きな問題となっています。硬質ウレタン「クララフォーム-R」の現場発泡断熱材は、高い断熱性能を有し、自己接着性にも優れているため、戸建住宅の建築現場でスプレー発泡させることで断熱・気密の両工事が同時に可能です。
 当社では、戸建住宅向けスプレー断熱工法としてハイクラス住宅向けに、平成11年省エネ基準対応「恵の家Ⅱ」を販売してまいりましたが、あらゆる住宅の高性能化・差別化が進む中、今やローコストと呼ばれる住宅にも確かな断熱性能が求められており、現在広く普及している平成4年省エネ基準適合レベルの住宅向けとなるスプレー断熱工法の要望に応えることになりました。

2.商品概要
 「クラボウKISシステム」で使用する硬質ウレタン「クララフォーム-R」の現場発泡断熱材は、当社が認定する専門施工工事店が専用の機械を用いて戸建住宅の建築現場でスプレー発泡します。そのため断熱性能はもとより高い気密性能も同時に実現し、安定したレベルの断熱性能と気密性能をお届けすることができます。断熱・気密工事に関わる一人ひとりの技能により性能が著しく異なった従来型の気密住宅とは大きく異なります。
施工部位は壁のほか、屋根又は天井、基礎又は床と各部位の選択となります。
 家全体を「クララフォーム-R」の現場発泡断熱材でおおうことで、家の中での温度差は大幅に解消され、住まいの快適性が格段にアップします。トイレ・お風呂のヒートショックの解消や結露防止(注2)に効果があります。また、屋根や基礎で断熱することによりデッドスペースになりがちな屋根裏空間や床下収納の有効活用が可能となり、ロフトや勾配天井など開放感いっぱいのデザインを楽しむことができます。

3.製品仕様
  (1)素  材 : 硬質ウレタンフォーム「クララフォーム-R」
  (2)推奨厚み : Ⅱ地域~Ⅴ地域  
               壁   40mm
               屋根  30mm        
                基礎  30mm   (各部位ごとの厚み変更可能)   
  (3)設計価格 :
       30mm  ¥3,200円/㎡
        40mm  ¥3,900円/㎡  (いずれも材工価格)
                                


4.性能・特長
 (1)硬質ウレタン現場発泡断熱材「クララフォーム-R」の熱伝導率0.022W/mKは断熱材の中で最高レベル
 (2)スプレー発泡施工厚みは平成4年省エネ基準に対応しており、高い断熱性能を実現
 (3)相当隙間面積 C=2.0c㎡/㎡以下により実現可能な高い気密性能
 (4)断熱工事と気密工事を同時に行なえる省施工システム
 (5)クラボウが認定する専門施工工事店による施工(工事区分の明瞭化)

5.お問い合わせ先
  クラボウ 化成品事業部
  大阪本社 建材部 環境・住宅建材課
  〒541-8581 大阪市中央区久太郎町2丁目4番31号
     担当者:田中
      TEL  06-6266-5470
      FAX  06-6266-5117

  クラボウ 東京支社 化成品営業部 環境・住宅建材課
  〒103-0023 東京都中央区日本橋本町2丁目7番1号
     担当者:東山
      TEL  03-3639-3740
      FAX  03-3639-7007

                                          以上

(注1)平成4年省エネ基準、平成11年省エネ基準
 昭和54年制定の「エネルギーの使用の合理化に関する法律」(省エネルギー法)に基づき、昭和55年に、当時の通商産業省・建設省(現経済産業省・国土交通省)が我が国初めての住宅の省エネルギー基準として「住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する建築主の判断の基準」及び「住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する設計及び施工の指針」を告示し、住宅の断熱構造化が推進されるようになった。[通称:旧省エネ基準]
 エネルギーの安定的な需給状況の維持と良質な住宅ストックの形成、より高度な生活水準の実現などを主眼とし、断熱性能の一層の向上を図るため平成4年に省エネ基準が改正された。これが平成4年省エネ基準である。[通称:新省エネ基準]
 京都会議における地球温暖化防止のための二酸化炭素6%削減という数値目標に対応すべく、平成11年に再び省エネ基準が改正された。断熱基準を省エネ先進国並となるよう大幅に強化し、気密性能に関する基準値が断熱性能と独立するかたちで全国的に設けられた。これが平成11年省エネ基準である。[通称:次世代省エネ基準]
   
(注2)結露防止
 住宅を断熱するだけで結露が止まるのではなく、結露防止のためには
1.断熱・気密  2.計画換気  3.開口部の性能  4.適切な冷暖房
のトータル的な対応が必要となります。
「クラボウKISシステム」は断熱・気密に関するものであるため、計画換気・開口部材・冷暖房に関しての指定部材は設けていませんが、推奨規定を設けています。



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