ニュースリリース

2015年

2015年11月16日

肉種の遺伝子判定検査用キットの開発と販売開始について
~ハラール食品の遺伝子検査も簡単、安価、正確に実施可能~

 

倉敷紡績株式会社(資本金 220億円、本社 大阪市中央区、社長 藤田晴哉、以下 クラボウ)バイオメディカル部と東洋製罐グループホールディングス株式会社(資本金 110億円、本社 東京都品川区、社長 中井隆夫、以下 東洋製罐GHD) )は、ジョイントビジネス(共同事業)として核酸クロマトグラフィー検査キット「GeneFields(ジーン・フィールド)」シリーズ(注1)の開発を進めています。

その第1弾として、お客様からの要望が特に多い牛、豚、鶏や羊など6種類の肉の遺伝子を簡単に目視検査し、特定できる肉種判定検査用キットを平成27年11月24日からクラボウが先行販売いたします。

 

1.開発の背景

これまでの遺伝子検査法は、親子鑑定や体質などの遺伝子検査など特定の分野では活用されていますが、設備・装置への初期投資やランニングコストが多額となるうえに、検査作業が複雑で専門技術も必要なため、一般用途への普及が進んでいませんでした。しかし、臨床診断市場や食品検査市場などでは、感染症診断や原材料の偽装検査など日常の検査レベルでのニーズも高く、低コストで簡単な遺伝子検査法が求められています。

特に最近では、食料品の偽装問題や特定の宗教で使用が制限されるいわゆるハラール食品の検査での認証(注2)取得など、食料品に使われる原材料での遺伝子検査が注目されています。

そのような中、簡単かつ正確に特定の遺伝子を検出できる検査キットの製品化に取り組んできた結果、牛、豚、鶏や羊など6種類の肉の遺伝子を簡単に目視検査し、特定できる肉種判定検査用キットの開発に成功し「GeneFields(ジーン・フィールド)-Meat」として販売を開始します。なお、今回開発したキットは、今後、国内だけではなく海外の食肉加工関連分野での拡販も図ってまいります。また、NPO法人日本ハラール協会と協力して国内のみならず海外のハラール食品検査分野にも拡販してまいります。

 

2.「GeneFields(ジーン・フィールド)-Meat」について

核酸クロマトグラフィー検査キット「ジーン・フィールド」シリーズは、一度の検査で複数の遺伝子の有無を目視で簡単、低コスト、正確に検出できる検査キットです。このキットは目視で検査結果がわかるので、検出に特別な装置を必要とせず現場での検査に適しています。また、クラボウが開発販売を行っている小型の核酸自動分離装置QuickGeen(クイックジーン)を使うことで検査の前処理として必要な遺伝子抽出から検査まで一貫した作業が少ないスペースで行えます。

今回開発した肉種判定検査用キット「GeneFields(ジーン・フィールド)-Meat」は、様々な食料品に使われる、牛、豚、鶏や羊など6種類の肉種の遺伝子を一度に判定することが可能です。また、これらの肉を使用したハンバーグや餃子、ソーセージなど様々な材料が混ぜ合わさった加工食品でも判定が可能なため、一般的な食品の品質管理をはじめ、ハラール食品などの使用食材が制限されたり、混入防止などの管理の徹底が求められるような食品の品質管理にも活用できます。

(1)キット内容

   核酸クロマト用ストリップ(48枚)

   プライマー等の専用試薬

(2)判定可能肉種

   牛、豚、鶏、羊、馬、ウサギの6種類

(3)販売価格

   1キット(48検査)72,000円 

 

3.販売開始時期と販売目標

(1)販売開始:平成27年11月24日より販売開始

(2)販売目標:平成28年度 1億円

          平成30年度 5億円

 

4.お問い合わせ先

倉敷紡績株式会社 バイオメディカル部  担当:小郷

  〒572-0823 大阪府寝屋川市下木田町14-5 

    TEL:072-820-3079 FAX:072-820-3095

  クラボウホームページ http://www.kurabo.co.jp/bio/index.html

 

以 上

 

 

 

 

 

 

 

(注1)核酸クロマトグラフィー検査キット「GeneFieldsシリーズ」

クラボウが、バイオメディカル事業で培った遺伝子解析技術の活用により開発した目視で「簡単・低コスト・高感度」に遺伝子を判定できる核酸クロマトグラフィー検査技術と東洋製罐GHDが、食品や医療品の包装容器事業で培った異物の混入を防ぐ専用容器の設計・開発技術を活かし共同開発した特定遺伝子検査用キットを「GeneFields(ジーン・フィールド)」のブランド名で両社が販売することとしています。

*ご参考 過去のニュースリリース

平成27年7月23日:「遺伝子検査」で、クラボウと東洋製罐GHDがジョイントビジネスを開始

 

(注2)ハラール認証

イスラム教の戒律に則って調理・製造された商品であることを証明するシステムのこと。NPO法人日本ハラール協会はハラール認証機関の1つです。ハラールとは、イスラム法において「合法なもの」の意味で、イスラム教徒(ムスリム)は「豚肉(豚由来の食品や添加物を含む)」「血液」「酒類」「イスラム法に則って食肉処理されていないもの」などは口にしてはならないとされています。



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