採用情報
布の染色クオリティを高く維持するためのハイテク技術をもとに、1976 年に誕生した事業です。
「色」に対する知識と技術はもとより、クラボウ独自のソフトウェア技術と色のセンシング技術を活かし、「情報処理」「調色・計量」「検査・計測」の各領域で品質向上に貢献できる高感度・高精度な検査機器を開発・販売しています。
独自のソフトウェア技術とセンシング技術で新分野を開拓
「色」を制御しようと始まったクラボウのエレクトロニクス事業。その技術は染料やインクなど色材を扱うあらゆる業種へと拡がり、「調色・計量」という大きな柱を築きました。ここで培ったクラボウ独自のソフトウェア技術と色のセンシング技術は、エレクトロニクス事業が誇る2つのコア技術となり、それを活かして「情報処理」と「検査・計測」という新分野を開拓し、さらに深化していきました。
染色分野から広がった活躍のフィールド
エレクトロニクス事業は、もともと自社が繊維事業で培った「色」の制御技術や画像処理技術をもっと世の中に広めようと、技術者が自らスタートさせた経緯があります。だから、技術者たちの「工場を効率化したい」「品質を高めたい」という熱意はひとしお。染料の調色作業をコンピュータ化したカラーマッチングシステムを皮切りに、三次元写真計測、赤外線応用計測装置など、高速高精度の検査・計測システムなどを次々と開発してきました。
それらは今や繊維だけでなく、樹脂化学、印刷、鉄鋼、自動車、半導体、建材、土木建設、官公庁など、幅広い産業分野で活躍しています。
日本から海外へ市場開拓をめざして
幅広い産業分野に装置やシステムを納入すると同時に、近年はその納入先も国内から海外各地へと広がっています。
中国・上海に設置した倉敷貿易(上海)を拠点とし、着実に中国をはじめとした東南アジアへの販売実績を上げてきました。2012年からは、東南アジアのほか、アメリカ、ヨーロッパ、インド、南米といった新たな市場開拓に向けた商品開発と展示会出展を積極化しています。今後は、世界のあらゆる国のお客様に提供できるよう、規格の統一化を図りながら製品開発と販売を強化してく計画です。
エレクトロニクス事業では、技術者自らが市場のニーズを素早く吸収し、独自の技術を基礎として商品開発につなげてきた歴史があります。それだけ自分の発想を活かせる自由闊達な風土があるということです。例えば、高速細密検査装置。自分たちが求めるレベルの高速画像解析技術を備えたカメラがなかったために、カメラから自社開発してつくりあげました。
このように、技術者が直接お客様とコミュニケーションを取り、さまざまな技術を組み合わせる柔軟性を発揮することで、世の中の「ほしい!」に応える商品を提供しています。
環境メカトロニクス事業部 エレクトロニクス分野の先輩社員
※ 取材内容、および登場する社員の所属は取材当時のものです。