採用情報
自社工場の排ガス脱硫装置開発を機に、水処理設備や汚泥処理設備など環境プラントメーカーとして実績を重ねてきたエンジニアリング事業。近年では、バイオマス発電事業なども手がけ、異分野に進出しています。
信頼される「壮大なモノづくり」
私たちは総合的な環境プラントメーカーです。自社工場での実証を経た確かな技術で、排水、排ガスの浄化設備や焼却処理設備を組み合わせ、工場という巨大な製品を建設します。
受注から設計、建設、試運転、アフターフォローまでを一貫して担当するのがプロジェクトマネージャー。部分的ではなく案件の全てに関われるので、大きな達成感が得られます。お客様とはもちろん、プラント建設に関わるさまざまな関係者ともコミュニケーションを取り、リーダーシップを発揮しながら最適解を出すジョブスタイルは、クラボウの特長であり強みでもあります。
バイオマス発電という可能性
最近ではFIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)活用に基づく、バイオマス発電ボイラの大型案件や、間伐材を使用した木質バイオマス発電の事業化など、エネルギー分野への進出が加速中。徳島工場の敷地内に木質バイオマス発電所を設け、2016年4月に稼動を開始しました。再生可能エネルギーという成長分野に持てる技術とノウハウを集中投下することで、持続可能な地球環境の創造に貢献していきます。
カーボンニュートラルとは、植物など生物由来の燃料が燃焼する時に発生するCO2と、植物が成長過程で吸収するCO2をライフサイクル全体では収支ゼロとみなし、CO2増減に影響を与えない性質のことをいいます。
エンジニアリング事業が提供するバイオマスボイラは、チップ化した建築廃材と、工場から発生した廃棄物を燃料として燃やす装置です。ここで発生する蒸気は、工場内の生産設備を操業する際のエネルギー源として有効利用できます。また、ばい塵や燃焼排ガスは、バグフィルターや湿式ガス洗浄装置で有害物質を除去したのち、大気へ放出されます。
このバイオマスボイラは、最近の燃料費高騰への対応策であり、またカーボンニュートラルの観点からCO2排出抑制に大きく貢献しています。
水、空、土のすべてを守る
水・大気・廃棄物の3つの分野に同時にアプローチできる総合的なエンジニアリング力を保有していることは、環境プラントメーカーとしての大きな強みです。それらを単独でも、組み合わせても設備をつくりあげることができ、その技術は今や海外でも活かされています。
取引企業の海外進出がより一層の広がりを見せる中、海外プラント建設への貢献は今後さらに加速していくはずです。日本国内で、海外各国でエンジニアリング力を発揮し、清らかな水、青い空、健やかな土壌を次の世代へ引き継いでいくこと、それが私たちの使命です。
プラント建設には、全てを取り仕切るプロジェクトマネージャーのもと、さまざまな技術者の協力が必要です。
設計・開発などには特に機械系の知識が求められますが、ほかにも動力供給や制御のための電気系の知識、化学反応や製品加工に関わる化学系の知識、据付工事などに関わる土木系の知識も欠かせません。また、海外プロジェクトの調整や部材の輸出入には語学力や通関の知識も求められます。
さまざまな分野の専門知識を集結して、つくりあげられる各種プラント。お客様から厚い信頼を獲得できるのは、その専門性の高さあってこそ、と言えるかもしれません。
環境メカトロニクス事業部 エンジニアリング分野の先輩社員
※ 取材内容、および登場する社員の所属は取材当時のものです。