採用情報
社員紹介
検査装置の販売が
食の安全確保につながる
エレクトロニクス — 営業
環境メカトロニクス事業部
検査計測営業部 検査システム課
（2014年入社）
岩田 紗代子
高い技術力をより多くのお客様へ
過疎地域と学生、企業をつなぐ活動に興味を持っていたため、学生時代は地域振興と活性化に関する研究を行っていました。岐阜県の過疎地域に2カ月住み、NPO法人で地域活性化を目的とした活動に携わったり、興味のあった分野に深く入り込んだ学生生活を送っていました。
就職活動の際、クラボウに興味を持ったきっかけはBtoBの営業に興味があったためです。自社のものづくりだけでなく、顧客のものづくりに携わり、顧客とともにより品質の良い製品づくりを目指すBtoBの営業は、BtoCの営業に比べて、より高いアイデア力が問われるのではないかと思い、魅力を感じました。
BtoBの中でも、高い技術力を持っており、より顧客満足度の高い製品を提供できる会社を探したとき、クラボウが目にとまりました。現在わたしが所属している、エレクトロニクス部門では、ファクトリーオートメーション（製造業における工場の自動化）向けの機器を扱っており、独自の技術を武器に、幅広い業界へ参入しています。この技術力により作られた製品・サービスを、より多くの顧客に提供したいと感じ、クラボウに入社を決めました。
業界内で無名の中での営業活動
わたしは入社後、エレクトロニクス部門に配属されましたが、当初は現在所属する検査システム課ではなく、企画開発課という、エレクトロニクス部門の様々な製品の市場調査を行う、販促活動の前段階の仕事を行う部署の所属でした。
数多くの製品の中で、わたしが担当していたのは飲料容器の検査装置でした。品質に対する要求が高まっている昨今において、消費者が手にする飲料の缶やペットボトルに傷や汚れがついていると、重大なクレームに繋がる可能性があります。そこで、クレームを防ぐという点に着目し、市場調査を行っていました。
市場調査ののち、現在の検査システム課に配属となり、新製品であったペットボトル検査装置の販売を担当し、自らの手で初号機を販売しました。飲料用ペットボトルの検査装置ということで、飲料業界が顧客となりますが、クラボウは飲料業界ではほぼ無名であったため、営業活動を行ってもなかなか契約にはつながらず、苦戦を強いられました。しかしながら、粘り強く販促活動を続けた結果、1台目の装置を導入し、今期は３台の導入を見込んでいます。
お客様の相談窓口に
現在も引き続き、飲料容器の検査装置の担当者として営業活動を行っています。営業活動を行う場所は展示会や会議室での商談だけではありません。顧客である飲料メーカーの生産現場に入り、納品に立会うこともあり、通常であれば見ることのできない飲料製造の様子を見ることができます。実際の現場をみて、自分が販売した製品が納品されているところをみるとうれしい気持ちでいっぱいになります。
わたしが担当している製品は消費者の「食」に関わるものです。「食」の安全性が問われる社会において、子供から大人まで家族全員が安心して楽しめる飲料の容器検査を通じて、安全確保の一翼を担っていることに誇りを持っており、その誇りが仕事のやりがいにつながっています。
今後の目標はお客様が困ったときに連絡をしていただける、「相談窓口のような存在になること」です。営業を始めた頃に比べると、少しずつではありますが、顧客から相談を持ちかけられることが多くなってきました。検査についてはもちろんですが、それ以外のことでも相談いただけるような、顧客にとっての「1番頼りになる存在」になりたいと考えています。
クラボウの良いところは従業員みんなが、仲間を大切にするところだと思います。特にわたしが所属するエレクトロニクス部門では、機械やシステムといった大掛かりな製品を扱っているため、一人では製品を販売することができません。技術スタッフ、営業スタッフそれぞれが協力し合って目標を達成するという社風が根付いています。
検査装置は普段、身近に感じることの少ない製品ではありますが、実は普段、皆さんが使っている製品や商品の製造には、クラボウの検査装置が活躍しているかもしれません。多くの人に使われる製品の製造に欠かせない装置を製造、販売する。その面白さを私たちと一緒に感じましょう！