工場やオフィスなど産業現場の労働について実証的な調査研究を行い、作業方法、職場環境や労働生活の改善に役立てることを目的に活動。「労働をより人間的に」を目標に掲げ、医学・心理学・工学・社会科学などを学際的にアプローチし、現場の問題解決に有効な科学的で現実的な対策を打ちだしている文部科学省所管の民間研究所。

さあ、工場に行きましょう

労働科学研究所内

労働科学研究所内

「さあ、工場に行きましょう」第二代社長大原孫三郎が、暉峻 義等(てるおか ぎとう)に倉敷工場を見せたのは、大正8年の真冬の深夜だった。当時の紡績工場で働く女性従業員は、深夜労働や過酷な作業環境で、心身を消耗し、結核などにかかることもあり、孫三郎はそれを科学的に改善しようとした。暉峻と医学者、心理学者の3人は、翌年夏の5週間、工場の一角に泊まり込む。それは昼夜二交替作業の心身への影響の実験・調査という画期的なものだった。これを機に「倉敷労働科学研究所」が生まれ、労働に関わるすべての科学分野がここに結集された。「労働と音楽」もいち早く研究され、労働者の所要カロリー研究では学童給食にもデータを提供し、饅頭までが開発された。以来90年、現在は神奈川県で財団法人「労働科学研究所」として産業界、官公庁、労働組合などに時代の先端を担う調査研究で貢献。海外との研究者交流や共同研究にも積極的に取り組んでいる。その目標は「労働をより人間的に」。資本も経済も産業も技術も、すべて人間のため、という孫三郎の人間中心主義は、今日も変わることがない。

クラボウをより知るための関連サイト

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  • 倉紡記念館
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