チルドレンズ・アート・ミュージアム2015 みんなで描こう!モネの睡蓮

「みんなで描こう!モネの睡蓮」とは?

大原美術館の池にある睡蓮は、フランスジヴェルニーにあるモネの庭の睡蓮が株分けされたもの。この池の睡蓮を題材にしたワークショップ「みんなで描こう!モネの睡蓮」は、池坊短期大学幼児保育学科の岩野先生をはじめ、学生有志のほか、同大の卒業生やアーティストなど約10名が企画・運営にあたりました。

チルドレンズ・アート・ミュージアムで、毎年人気のこのワークショップは、睡蓮の池の風景を40分割し、40人で一枚の絵にするというもの。子どもたちは、池の前に設置した「のぞき眼鏡」で自分の担当部分を確認し、離れた場所で、眼鏡から見た光景を思い出しつつ描いていきます。思い出しながら描くので一枚の風景画としてはまとまりませんが、だからこそ生まれる表現の違いや偶然性がこの企画のおもしろさ。学生たちは専門分野の知識やセンスを生かしつつ、子どもたちはそんな学生たちとともに、ものづくりのおもしろさ、自分をのびのびと表現することの楽しさを体験していきます。


池坊短期大学
幼児保育学科 教授

岩野 勝人

子どもたちの可能性を信じています

「答えは一つじゃない。」それは美術の世界では極当たり前の事。子供たちの世界でも当たり前の事かもしれません。物事には色々な答えや考え方があってよいと思う。自分の感性や感覚を信じて、その時一番ピンとくる答えを導き出す。その答えが間違いではないと思える瞬間を体験することは大切です。

「これで良いんだ。」自分の個性を認めることが出来た瞬間、子供たちの眼は大きく輝きます。その瞬間に立ち会える機会がワークショップをやっている醍醐味でもあります。子供たちに教えるつもりが何時しか教えられている事に気付く事が多々あります。だからワークショップはおもしろい、一期一会。

色や形を紡ぐことで発見できる事を単に美術の世界に閉じ込めるのではなく、社会の中に解放する。「美術的アプローチを通して未来を担う哲学者や科学者が出現すること。」僕たちはその可能性を信じています。