倉紡記念館とは

1888年、クラボウは倉敷で創業し、

倉敷の発展とともに130年以上の歴史を築いてきました。

その歴史を今に伝えるのが「倉紡記念館」です。

創業当時の原綿倉庫を生かした建物は、

当時の面影を現代につなぐ歴史的資産でもあり、

クラボウの創業から現代までの挑戦の軌跡を、

貴重な文書・写真・映像・模型などでご紹介しています。

明治時代の倉敷
設立当時の記念館

原綿倉庫の名残

原綿の重さに耐えられる分厚い床板や、積み上げられた原綿を壁の結露から守った桟が原綿倉庫の名残です。

認定

倉紡記念館は、歴史的価値が認められ官公庁や団体などから様々な遺産認定を受けています。

登録有形文化財

1998年 文化庁より貴重な国民的財産として認定。

近代化産業遺産

2007年 経済産業省より
地域活性化に役立つ遺産として認定。

日本遺産

2017年 文化庁が日本遺産に認定した
倉敷市の繊維産業発展のストーリーの
構成文化財に選ばれる。

日本労働遺産

2023年 日本労働ペンクラブより、展示物の一部が未来に受け継ぐべき労働遺産として認定。

時代の変遷と主な展示物の紹介

明治時代(1888-1912年)

創業当初、当時主流だった紡績機械よりも優れた機械をイギリスから導入し、大規模な機械化と効率化を推進しました。

大正時代(1912-1926年)

第二代社長 大原孫三郎は、労働理想主義を掲げ、従業員寮の整備や病院などを建設。また美術館や労働環境の改善のための研究機関の設立などにも取り組みました。

昭和時代(1926-1945年)

戦災で工場が半減するなど苦難の時代。一方、芸術・文化の振興に本格的に取り組み、芸術家との交流も深めました。

昭和~令和時代(1945年以降)

繊維事業を中心に化成品やエレクトロニクス事業など多角化を推進。
また海外進出によるグローバル化もいち早く展開しました。

貴重な機械・文書・写真・映像・模型など約500点を展示しています。

フロアガイド

倉紡記念館は、5つの展示室で構成されています。
第1室から第4室は、年代順にクラボウと繊維産業の軌跡を紹介。第5室は、創立から現在までの歴史を年表や大正時代から現在までの社内報の閲覧システムで紹介しています。

フロアマップ

ご来館案内

公開時間

AM10:00~PM4:00
(入館はPM3:45まで)

公開日

年中無休

入館料
  • ・個人:一般 300円 / 学生 250円
  • ・団体:一般 250円 / 学生 200円

※小学生未満は無料です。

※倉敷アイビースクエアにご宿泊のお客様は、ご招待券をお示しいただければ無料です。

※障害者手帳の交付を受けている方の入館料は無料です。
(障害者手帳の提示が必要です)

※団体は30名様以上となります。

住所

〒710-0054 岡山県倉敷市本町7-1
(倉敷アイビースクエアの敷地内)

アクセス

電車で
JR倉敷駅から徒歩約15分、
倉敷アイビースクエア内

お車で
山陽自動車道「倉敷IC」より約15分
瀬戸中央自動車道「早島IC」より約15分

駐車場

倉敷アイビースクエア駐車場
ご利用ください(有料)

お問い合わせ

倉敷アイビースクエア(倉敷記念館 管理会社) TEL:086-422-0011

周辺施設

倉紡記念館の周辺には、地域社会に貢献したクラボウ 第二代社長 大原孫三郎に関わる施設が、今も多数残っています。
是非お立ち寄りください。

倉敷アイビースクエア

大原美術館

語らい座 大原本邸

倉敷中央病院

岡山大学 
資源植物科学研究所

大原孫三郎人物伝