チルドレンズ・アート・ミュージアム みんなで描こう!モネの睡蓮チルドレンズ・アート・ミュージアム みんなで描こう!モネの睡蓮

「みんなで描こう!モネの睡蓮」 「みんなで描こう!モネの睡蓮」

「みんなで描こう!モネの睡蓮」は、大原美術館が2002年から毎年開催しているチルドレンズ・アート・ミュージアムでのワークショップイベントです。

チルドレンズ・アート・ミュージアムは、「楽しみながら作品や美術館に触れ、アートを通して豊かな心が育まれる一助になれば」という願いから実施されており、クラボウも毎年参加しています。

大原美術館の池にある睡蓮は、フランスジヴェルニーにあるモネの庭の睡蓮が株分けされたもの。この池の睡蓮を題材にしたワークショップ「みんなで描こう!モネの睡蓮」は、池坊短期大学幼児保育学科の岩野先生をはじめ、学生有志のほか、同大の卒業生やアーティストなど約10名が企画・運営にあたりました。

チルドレンズ・アート・ミュージアムで、毎年人気のこのワークショップは、睡蓮の池の風景を40分割し、40人で一枚の絵にするというもの。子どもたちは、池の前に設置した「のぞき眼鏡」で自分の担当部分を確認し、離れた場所で、眼鏡から見た光景を思い出しつつ描いていきます。思い出しながら描くので一枚の風景画としてはまとまりませんが、だからこそ生まれる表現の違いや偶然性がこの企画のおもしろさ。学生たちは専門分野の知識やセンスを生かしつつ、子どもたちはそんな学生たちとともに、ものづくりのおもしろさ、自分をのびのびと表現することの楽しさを体験していきます。

子供たちが描いた睡蓮の絵が
カレンダーになってます!

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大原美術館について 大原美術館について

大原美術館の成り立ち

クラボウの二代目社長大原孫三郎が、先年逝去した画家・児島虎次郎を記念して昭和5年に設立したのが、大原美術館です。孫三郎は、虎次郎の才能と美術に対する真摯な姿勢を高く評価し、3度の渡欧と西洋美術品の収集を支援しました。これを受けた虎次郎は、エル・グレコ、モネ、マティスなどの作品を倉敷にもたらします。大原美術館は、これら虎次郎の収集品の展示を目的に、日本で最初の西洋近代美術館としてオープンしたのです。

モネの睡蓮について

印象派の画家、クロード・モネ(1840-1926)は、後半生、フランス・ジヴェルニーの自宅の庭園に睡蓮の池をつくり、外光を受けて変化する自然の色と光を追求した連作「睡蓮」の制作に没頭しました。美術館には、虎次郎が1920年、直接交渉の末に譲り受けた「睡蓮」を展示。画面全体に描かれた水面からは、木や葉の影の反射、風によるさざなみなどで、時々刻々と変化する水面のようすが伝わってきます。

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