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ホーム >> 導入事例 >> インクジェットプリンタ捺染への応用-【A】-インクジェット捺染のメリットと課題

■事例
インクジェットプリンタ
捺染への応用
繊維捺染製造の課題
製造業を取り巻く環境
繊維捺染製造の現状
【A】テキスタイル及び広告業界におけるインクジェット捺染への応用
インクジェットプリンタ
捺染への応用
インクジェット捺染の
メリットと課題
製造業のイノベーション成功キー
【B】テキスタイル及び広告業界におけるデジタル製版
捺染スクリーン製版の
現状と課題
インクジェットプリンタ
製版への応用
ダイレクト製版の
メリットと課題
製版のデジタル化が
もたらすもの
製造業のイノベーションの成功キー

事例 インクジェットプリンタ捺染への応用

【A】テキスタイル及び広告業界におけるインクジェット捺染


■インクジェット捺染のメリットと課題

『インクジェット捺染のメリット』

ジャストインタイムによる新しいサプライチェーンの構築:
デザインのデジタル化によりインターネットを活用した外部ネットワークが形成され売れ筋商品だけを必要な時に製造する製販一体の供給体制が確立できる。発注側と製造側の間で確認作業やデータ受け渡しのロスも大幅に削減される。

企画段階での短納期化を実現:
従来方法と比較しマス見本作製工程を2~3週間納期短縮でき、最終的には3~6週間のリードタイムの短縮が可能となる。また、マス見本作成のための染料・元糊調合が不要となり即時に配色替えが可能となる。

マス見本作成のコストが80%削減:
マス見本や展示会見本のための製版コストが不要となる。また、捺染工程における染料薬剤のロスが削減でき、着分見本や小ロット製品作成ではコストの20~40%が削減可能となる。

デザイン・多色使いの自由度向上:
型枚数や型踏みによる色数の制限が無くリピートサイズや細線表現の自由度も高いことから技術的な制約のないデザイン企画・製品製造が可能となる。量産では不可能な個人嗜好や極端なニッチ市場に対してビジネスの展開が可能となる。

インクジェット捺染の地球環境保護に対する期待効果:
省資源・省エネルギー例
各種織編素材の捺染との比較
 使用水量 : 30~95%の削減効果
 エネルギー量 : 10~70%の削減効果
(参考文献/北川修一:地球を救う環境マニュアル)
【インクジェット捺染工程比較】
従来工程
インクジェット工程


『インクジェット捺染の課題』

新しいサプライチェーン・新しい需要創造:
インクジェットの新しい技術は、あくまでも需要を創造する原動力である。小ロット加工のメリットを生かした新しいビジネスモデルの立ち上げが重要となる。

目標色とのカラーマッチの難易度:
前処理条件やメディアごとに変わる発色性を学習しより正確な色合わせを行う必要がある。自社の条件に合ったチューニングが必要でそのためのユーティリティは不可欠となっている。

ハイレベルな色合わせ:
マス見本においては、従来捺染との整合性を考慮したカラーマッチが要求される。量産有版捺染との差をナレッジとして蓄積することも重要となっている。

生産ロットが大きくなるとコストが逆転:
ランニングやメンテナンスコストの削減が期待されているが、ハードウエアに依存するところが大きい。従来と異なる小ロットターゲットにスポットした営業戦略も競争上重要となる。

ITスキル・人材の育成:
作業者には捺染の基本的知識だけでなく、画像処理の知識、色あわせの知識、外部とのネットワークやデータ交換などITに関する高いレベルのスキルも要求される。

生産量のニーズに答えることが困難:
出力スピードは技術の進歩と共に向上するが、生産能力増強のためには、プリンタを増やすなどの対応が必要となりイニシャルコストの負担が増大する。
(注)2002年には、従来の10~20m2から10倍以上速い150m2(最高)のプリンタがReggiani社他から紹介されている。

染料の種類・数に限りがある:
より幅広い色相・種族の染料や白ラッカー・金粉などの表現が要望されている。

あらゆる素材への対応:
ニット・水着・ストッキングなどストレッチ製素材の安定した適応や切り替え作業性の向上が求められている。


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