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大判画像印刷の話
1. 2値画像の多価画像
2. 画像圧縮形式について
3. 印刷方式について
4. 印刷言語について
5. Postscript言語について
6. RIPについて
   
 
 1.2値画像と多値画像

「画像」というのは一般的には「点」の集合体として認識されていますが、世間一般では「モノクロ」と「カラー」という分類がよく言われます。しかし、データの持ち方という観点から見ると「2値」と「多値」という見方の方が理解しやすいと思います。
 
●2値画像
全ての点を2値で置き換えた画像、もっと具体的に言えば「白」と「黒」で全て表現された画像をさします。
「じゃあモノクロということじゃないのか?」
と思われた方も多いかと思いますが、実はそうは言い切れません。その理由は次の多値画像の項目で説明します。
 
● 多値画像
2値でない全ての画像が多値画像です。でもこれでは答えになりませんね。
まず「8ビット形式」で表現される画像があります。通常2値画像は「白か黒」ですので、データ的には「1か0」で表現出来ます。言い換えれば「1ビット形式」というわけです。これが8つ連なると8ビット、というわけで、データの数としては、2の8乗=256段階の表現が出来るという事になります。
8ビット形式の画像の場合、256色の「カラー」で表現されると「256色カラー」となりますが、白黒でその濃淡が256段階で表現される場合だと「グレースケール」と呼ばれます。(これが、多値でもカラーではない場合です。)
さらに、コンピュータ上では、色は「R・G・B」のいわゆる三原色の組み合わせで表現されます。この三原色がそれぞれ256段階に分類されると、256色の3乗=1,677万色の表現がなされる、という事になります。これが一般に言われる「フルカラー」というものです。

このように、2値と多値とでは、仮に同じ大きさの画像であっても、そのデータ量には大きな差が出ます。(上記の定義から理論的な大きさの差を計算すると、2値と8ビットは8倍の差、8ビットとフルカラーではさらに3倍の差がつきます。)
 



 
 
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