シーズン7
面白いことやってやろう。チームみんなで、ヒットを積み重ねたい!自分のビジョンをしっかり持ちたい! 面白いことやってやろう。チームみんなで、ヒットを積み重ねたい!自分のビジョンをしっかり持ちたい!

磯部 将典(いそべ まさのり)

1987年入社。環境メカトロニクス事業部所属。入社以来、エンジニアリング部にてプラントの設計に長年携わる。現在では、牛の遺伝子解析からロボットまでを扱うライフサイエンス領域など、未知の分野でも奮闘拡大中。仕事の流儀は、「見て」、「聞いて」、「考える」!

国重 沙知(くにしげ さち)

2017年入社。技術研究所所属。光を使った計測装置の研究開発に取り組む。自分のアイデアを試して、その効果をダイレクトに確認できるのが面白い。設計した装置や基盤に「狙い通りの性能が出ていれば、なおさらガッツポーズ!」

夢も何もなかった。若い頃から、とくにこれと言ってやりたいこともなく、動物と暮らせたらいいな、モノづくりにも関われたらいいなあ、などと漠然と思う日々…。だから、クラボウへの入社も、正直「なんとなく」。ただ学生時代から計算は好きで、それまで学んできた「熱計算」の知見を期待されたのか、入社後にいきなり、排ガスプラントの設計を任されることに!でも実社会では研究室レベルとは単位やスケール感も全く違うし、当然、右も左もわからない。だから、もう周りの人に聞くしかない…。この「聞く」ということが私の仕事の原点です。「見て」、「聞いて」、目の前のことに丁寧に取り組む。小さな実績を積み重ねて、社内外問わず周りの人との信頼関係を築く。そうしたことが、何もやりたいことがなかった私が、プラントのような大きなものの設計に携わり、仕事を面白がれるようになっていくことに、つながって来ていると思います。

「見て」、「聞いて」に加えて「考えて」実際に動く、ということが大事だと思います。たとえば初めて見る仕様のプラントに出会った時、自分の目で確認したり、関係者に質問するということだけにとどまらず、その装置に付いている銘板に記載されている情報からスペックや原理などを推測。そして自分なりに計算したり、シミュレーションしてみる、ということです。そうして「見て」、「聞いて」、「考える」ことを通じて得た経験やネットワークこそが、活きた自分の財産になっていきます。管理職になった頃ですが、設計したプラントで想定した性能が発揮されない、という大きなトラブルが発生。原因を調べるためにプラントを停めると大きな損失になってしまいます…。これはピンチです。この時もそれまでのネットワークのおかげで、問題点を一つずつ確認検証することができ、時間はかかりましたが、解決策にたどり着けました。トラブルも実際の現場で「見て」、「聞いて」、自分で試行錯誤しながら、あきらめずに「考えて」いくことが、結果的には次につながるんです。

今では、牛の遺伝子解析からロボットまでを扱うライフサイエンス領域など、新しい分野にも挑戦中です。未知の分野でも常に「見て」、「聞いて」、「考える」です。新たに学ぶ、挑戦する姿勢はこれからも変わらない。ひょっとしたら、今が一番勉強しているかも。それが次の面白いことにつながると確信しています。これからは、カーボンニュートラルや水素、アンモニアに関することなど、クラボウの次の世代につなげられる新しいコア技術を生み出し、未来のライフサイエンスに貢献したい。若い頃は、「やりたいこともなかった」自分が、今は「やりたいことがいっぱい」。自分で自分を面白がっています!