KURABO

KURABO DNAクラボウDNA

創業時から受け継がれてきた“信念”、“守るべき教え”、“スピリット”は、
クラボウの遺伝子の奥深くに組み込まれ、企業としてのあり方を形作っています。
事業活動を通して社会課題解決の視点でさまざまな挑戦を行ってきたクラボウの軌跡と、
これからの未来に向けた取り組みをご紹介します。

PHILOSOPHY

クラボウの考え

【経営理念】

私たちクラボウグループは、新しい価値の創造を通じて
より良い未来社会づくりに貢献します。

同心戮力

どうしんりくりょく

がむしゃらな人やおせっかいな人、若い人やベテランの人。
もちろん性別や国籍も関係なく、それぞれの個性や役割を生かし、
一丸となることが大切だと私たちは考えます。
一人ひとりの多様性を尊重し心をひとつにすることが
新しいものを生み出す原動力です。

謙受

けんじゅ

どんな時も、常に高い目標を立て、それに向かって全力で知恵を出し、
たとえ壁にぶつかっても、それさえも成長のチャンスだと考える。
たとえ良い結果が出てもおごり高ぶらず、地道に、愚直に、努力を続ける。
たとえ一番になった時でも、二番手、三番手の気持ちで常に上を目指す。
—— そんな謙虚さと向上心を持ち続けていれば、必ず新しい成果を生み出せるはずです。

二・三のマーク

社訓「謙受」の精神をシンボライズ。人々はとかく一番になると慢心し心が緩み後退するので、たとえ何事において一番になったときでも、常に二番・三番にいる気持ちで、一番を目指すつもりで努力せよ、という訓戒をカタチにしています。

やるし、
大いにやる

変わることを恐れず、チャレンジする。たとえ失敗したとしても、それを糧に次に活かせばいい。
好奇心旺盛に、がむしゃらにどんどんやる。カラに閉じこもることなく、一歩ふみだす。
クラボウグループは、初代社長 大原孝四郎が残したこの言葉が表す挑戦するスピリットを継承し、
イノベーションの創出を目指し続けます。

STARTING POINT

クラボウの原点、挑戦の歴史

未来志向の原点

第二代社長 大原孫三郎

わしの眼には、
十年先が見える」

先見性があった第二代社長 大原孫三郎はこの言葉が口癖であり、従来の古い考えに捉われず将来を見据えた改革を通じて事業を拡大へ導きました。
のちに「仕事を始めるときには、10人のうち2, 3人が賛成するときに始めなければいけない。1人でも賛成がないというのでは早すぎるが、10人のうち5人も賛成するようなときには、着手してもすでに手遅れだ。7, 8人も賛成するようならば、もうやらない方が良い」と語っているように、時には周囲の反対を押し切って自分の理想を次々と実現させていきました。
未来を見据え、挑戦し続けることで社会課題の解決を目指す。当時の大原の想いや考えはクラボウDNAとして今も受け継がれています。

社会課題解決の原点

クラボウは、その成り立ちから事業を通じた社会課題解決を目指してきました。
当時の社会背景とともにクラボウが行った挑戦を振り返ります。

1888
社会

綿花栽培以外主な産業がなかった倉敷村

クラボウ

大原孝四郎が、倉敷に一大産業を興すという青年らの計画に賛同、出資。孝四郎を初代社長とする有限責任倉敷紡績所が設立された。

1902
社会

小学教育を受けられない人が多い社会

クラボウ

工場寄宿舎内に尋常小学校を設立。学びたくても学べなかった従業員のため、基礎教育とともに情操教育にも力を入れた。

1906
社会

過酷な労働条件が一般的な時代

クラボウ

今日の社宅のような分散式家族的寄宿舎を建設し、工場内に診療所や裁縫室を設けるなど、従業員の労働環境を改善。

1909
社会

蒸気機関から電気への転換期

クラボウ

将来の電力革命を見据え、電力会社である倉敷電燈(現・中国電力)を設立。これにより地域の電化にいち早く貢献した。

1921
社会

なくならない深夜労働や過酷な作業環境

クラボウ

職場環境を科学的に分析し、改善するため、倉敷労働科学研究所(現・大原記念労働科学研究所)を開所。

1923
社会

西日本一帯にスペイン風邪が流行

クラボウ

従業員の健康管理と、地域住民への医療の不備改善を目指し、最先端の施設・設備を備えた倉紡中央病院(現・倉敷中央病院)を開院。

事業の原点

クラボウが展開する現在の事業や製品の原点は、時代に先駆けて果敢に挑んだ先人たちの
チャレンジ精神と、次の世代へつなごうとする熱い想いです。

繊維事業を原点に、多彩な分野へ事業領域を拡げ続けるクラボウグループの、創業から今日に至るまでの事業多角化と社会貢献の歴史をご紹介します。

KURABO HISTORY

クラボウの原点である創業当時の本社工場は、1973年に複合施設「倉敷アイビースクエア」へと生まれ変わり、外観や立木を可能な限り当時のまま保存しています。

倉敷アイビースクエアの歴史

FUTURE

クラボウのこれから

面白いこと やってやろう。

私たちクラボウは、初代社長大原孝四郎が残した
「やる可し、大いにやる可し」の言葉が示すように、
“好奇心と行動力”で社会に新しい価値を提供してきた会社です。

気になることがあれば、すぐに飛び込む。
変わることを恐れず、挑戦する。
ないものは、自分たちの手で創ってしまう。

これらの挑戦する情熱は、創業当時から連綿と受け継がれています。
「誰かを喜ばせたい気持ちを大切に、やると決めたことはとことんやる。」そんな心掛けで仕事に取り組めば、もっと面白いものを生み出せると、信じています。
そのようにしてクラボウグループは新しい価値を生み出す努力を続けてきました。

私たちはこれからも
“未来を変える、もっと面白い会社”を目指してまいります。

取締役社長藤田 晴哉

独自技術
未来を変える

事業多角化の中で蓄積してきた幅広い分野での基盤技術を、日々刷新しながら、それらの複合化によって新たな事業を創出する。「無いものは、自分たちの手で創ってしまおう。」そんな自由な発想から生まれるイノベーションによって、未来の社会に役立つものを生み出す研究開発活動に取り組んでいます。

社会課題と向き合い
未来を変える

クラボウグループの企業活動の根底にあるのは、創業時から受け継がれる社会貢献の精神。現在では、社会課題の解決やサステナブルな社会の実現に向けて、健康、安全、環境への配慮などをテーマとした新たな価値を持つ製品やサービスを生み出すべく、グループ一丸となりその実践や環境づくりに取り組んでいます。

クラボウ人
未来を変える

誰かをワクワクさせたいという気持ちを大切に、好奇心と行動力をもって、新しいものを創り出す。創立130周年で社長が発信したメッセージ『面白いこと、やってやろう。』を実践している社員を”クラボウ人”と称し、彼らの志やそこから生み出される新しい価値を持つ製品やサービスを紹介しています。