シーズン7
面白いことやってやろう。トップが見る夢、若手が描く未来 面白いことやってやろう。トップが見る夢、若手が描く未来

平山 貴之(ひらやま たかゆき)

1990年入社。化成品事業部所属。合成木材などの開発・製造などを経て現職。枠にとらわれず新しい技術やアイデアを有機的に結び付けていく行動力で、失敗も成功も数知れず。

平井 悠晴(ひらい ゆうせい)

2023年入社。環境メカトロニクス事業部業務統括部所属。今の仕事は、「経営の数字」にかかわれるところが面白い。将来は、ものづくりと営業にも携わり、社会に大きなインパクトを残したい!

今、思い出しても、すごく楽しかった。入社後の配属は化成品開発部で、住宅のユニットバス関連の化粧材やベンチ材などの合成木材を開発するのが主な仕事だったのですが、そこには強烈な先輩方がいました。皆、毎日がむしゃらに仕事をして、終業後は「よしっ、第3会議室へ移動!」。居酒屋のことです(笑)。そこで愚痴は出ない。前向きな、夢のある開発談義をひたすらする。こんな新しい原料がある、じゃあ、すぐに取り寄せよう!試してみよう!という具合。その会議では先輩と同じ立場でアイデアを出すことも求められます。間もなく、その先輩からは、重要な新製品の設計から納品までのすべてを「任せたぞ!頼む!」と。新人の自分一人で上手くいくはずもなく、社外・社内の人に訊くしかない。何度もやり直しながら、懸命に取り組み、なんとかやり終えました。この頃の前向きに語り合い、聞き、それを行動と成果につなげられた、ということが私の原点になっています。

群馬工場に在籍時、簡単には対処できないクレームが発生。連日の対応が必要になり、大きなコストもかかることに…大ピンチです。そんな状況なのに、お客様の中にも助けてくださる方がいました。建設的な助言や状況分析をいただいたり…。ご迷惑をかけているのに、逆に救われる。この危機を乗り越えられた大きな要因です。クラボウの先人たちが築いたお客様との信頼関係のたまものです。困った時には、一人で抱え込みがちだけど、上司や先輩、社外の方に相談できる人がいる。そうしたつながりは財産になります。問題が発生しても成長できるし、新しいことを生み出せる原動力にもなると思います。

こんな原料がある、あんな技術がある、それらを組み合わせたらどうなるか?いつも新しいモノやコトを生み出せないか、と思っています。当社の住宅建材用原料のノウハウを活かして全く畑違いの3Dプリンターに挑戦したことも。試行錯誤したけど実用化には至らなかった。でも別の商品アイデアとして生きています。自分でとことん没頭して、突き詰めて、人とコミュニケーションすれば、新しい発想も生まれるし、仕事も絶対面白くなると思います。この面白さを皆にも感じてもらいたい。なんなら「私が面白くしたるっ!(笑)」。昔は、人のために役立ちたい、と漠然と夢想していましたが、今は、新しいビジネスモデルを作って、会社のチームみんなで面白いことを見つけたい、それで世の中を楽しくしたい!まだまだ、これからです。