採用情報

社員紹介

社内外の出会いが自分の財産となる

繊維 — 生産管理

繊維事業部 安城工場 紡績課
(2020年入社)

山口 楓香

糸をつくる現場の面白さ

私の出身地である福井は繊維企業が多く昔から繊維工場をよく目にしていたこと、高校生の時から化学や生物が好きだったことなどから、大学では繊維について主に研究していました。

研究をしている中で繊維に面白さを感じたことから、就職活動でも繊維関係の会社を志望していました。個人的に天然繊維の風合いが好きということもあり、化学繊維よりも綿などをメインに紡績を行っている企業を探したところ、クラボウに出会いました。そこで工場で開催されたインターンシップに参加したのですが、糸をつくる現場に面白さを感じたこととお世話をしてくださった社員の方々がとても真面目で誠実な対応をしてくださったことが印象に残りました。インターンシップの参加後さらにクラボウについて知る中で、情熱をもって働いている社員の方々に憧れて入社を決めました。

製造方法を試行錯誤する面白さ

入社後最初に配属されたのはテキスタイルイノベーションセンターの商品開発グループという部署で、主に新商品の開発や工場の自動化に携わっていました。そこで半年ほど経ち、もっと現場に近い製造に携わりたいと上司に相談したところ、すぐに意向を聞いてもらえ、安城工場の紡績課に異動となり、現場での機械の運転・保全の作業を経験し紡績技術のノウハウなどを学びながら、糸の生産・品質に関わる仕事をしてきました。

この仕事の楽しいところ・やりがいは、実際に現物を触りながら原料を加工して糸を作り上げる点です。特に新しい原料を使うときは製造方法を試行錯誤して作り上げるという面白さを感じています。

サステナブルな活動の推進

現在は、現場での糸の試作工程の一部を担当しているほか、「ループラス」という古着や裁断くずなどの端材を利用して新たな繊維製品を生み出す事業に携わっています。具体的には、ループラス事業を大きくするために会社のユニフォームや学校の制服、イベントのTシャツのリサイクルに「ループラス」の利用を提案する等、サステナブルに繋がる活動を推進する仕事を行っています。特に印象に残っているのは「ループラス」の推進のために工場見学の運営を担当したことです。工場見学は初めての取組であり、説明や案内に戸惑うこともありましたが、来てくれた学生が工場の技術・製品に興味を持ってもらえた瞬間は嬉しかったです。

今後は、ループラス製品をさらに広めることでサステナブルな活動を推進することと、紡績の技術者としてもっと勉強して後輩にとって相談しやすい先輩になり、常に楽しく仕事に取り組み周りの雰囲気を明るくできるような存在になることが目標です。

1日の流れ

8:20
朝会
9:00
試紡の設計書作成

9:30
機台の切替(現場)
11:00
課会
12:15
お昼休憩
13:00
機台の運転(現場)
16:00
糸の品質記録(調査室)
16:30
メール等(事務所)
17:00
終業

休日の過ごし方

終業後には会社の人や近くに住んでいる友達とご飯に行ったりしています。
休日は友達とショッピングに行ったり、温泉やテーマパークなど含めた旅行を楽しんでいます。

学生へのメッセージ

私が現在働いている安城工場では幅広い年齢層の方々が働いていて、仕事を通じて出会った社内外の方々と様々なことを教えていただきながら、協力し合って仕事をしていくところは大きな魅力です。また、クラボウは早い段階から仕事を任せてもらえ、たとえ失敗しても成長の機会としてフォローしてもらえる点もよいところです。

就職活動中は、どの道を選択するか悩むことが多いかと思います。やりたいことの軸探しは、まず興味を持ったことに対して一歩踏み込んでみる。興味の対象が無い場合は、得意なことに目を向けてみる。そのようにして、自分の軸を探してみてはどうでしょうか。どういう会社が自分に合っているかは人それぞれですので、説明会や社員の方々との交流を通じて運命の一社と出会えることを願っています。