クラボウ／[知識の部屋]色の話1-3-2

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1.	色彩学の基礎知識
1-1.	色の認識
1-2.	視野角
1-3.	色のあらわし方
1-4.	混色の種類
1-5.	物体色の測定
1-6.	メタメリズムと演色性

2.	色の差を読む
2-1.	CIE1976Lab色差式
2-2.	CMC（1:c）色差式
2-3.	CIE94色差式
2-4.	各色差式の現状とその他色差式

3.	調色業務における色の企画と設計
3-1.	色処方の設計
3-2.	CCMに求められること

4.	色を処方にする
4-1.	色を濃度で見る
4-2.	複数の色を混ぜる
4-3.	色剤個々の色を予測する
4-4.	色を合わせる

　1．色彩学の基礎知識

　1-3．色のあらわし方

　1-3-2.CIE1976 L*a*b表色系

CIEが1976年に規格化され推奨した表色系で、知覚的にほぼ均等な距離を持つ色空間で、現在でも様々な分野で広く利用されています。
この表色系では、Ｌ*が明度を表し、a*、b*が色度である色相と彩度を表します。
a*はプラス方向に赤・マイナス方向に緑を現し、b*はプラス方向に黄・マイナス方向に青であり、a*・b*ともに0であれば、無彩色つまり白や黒を含めたグレーとなります。

図8 CIE 1976Ｌ* a* b*表色系

Yn:完全拡散面の三刺激値

ただし、の場合のみ。その他の場合は省略する。

*) CIE：国際照明委員会（Commission Internationale de l’Eclairage）


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