シーズン5
面白いことやってやろう。アニマルフリーな羽毛で心まで暖めるクラボウ。繊維事業部 事業推進部 事業化推進課 小川晃 面白いことやってやろう。アニマルフリーな羽毛で心まで暖めるクラボウ。繊維事業部 事業推進部 事業化推進課 小川晃

ループラスは一見にしかず

マンガ1 マンガ2 マンガ3

ループラスは一見にしかず

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繊維製品のリサイクルは、一部が軍手やウエスなどに使われるだけで、資源としての活用が進んでいません。生産過程で発生する裁断くずや売れ残った流通在庫、家庭から出される古着の多くは廃棄物として処理されています。一方で、サステナブルへの意識が高まる中、ファッション業界でも繊維製品を再生し、廃棄物を減らす取り組みが始まっています。  

クラボウでは独自の開繊・反毛技術※1を活用し、裁断くずなどをファッション用の繊維素材として生まれ変わらせる技術「ループラス」をいち早く確立。アパレルメーカーとの共創ビジネスとして、廃棄される繊維素材をアップサイクル※2させる事業に取り組んでいます。さらに、身近な生活シーンでの取り組み拡大を目指して、消費者から繊維製品を回収しアップサイクルする試みもスタートさせました。

※1 繊維素材を裁断し、ほぐして綿状にすること。
※2 廃棄物に付加価値を持たせ、新たな製品に生まれ変わらせること。

「ループラス」生産工程

そこで日々奮闘しているのが、繊維事業部カジュアル課の中野です。中野は、繊維メーカーの裏方としてだけでなく、消費者とともにループラスを推進したいという思いから、アップサイクルの仕組みづくりや製品企画にも関わり、ファッション業界におけるサステナブルの実現に取り組んでいる一人です。

回収した繊維製品のアップサイクルは、手間のかかる作業が多く、素材の作り方、売り方が従来と全く異なります。まずは素材による分類やファスナーなどの付属品の分別といった作業が欠かせません。中野も自ら回収した段ボール箱約100箱分の製品仕分け作業に奮闘します。

しかし、これらの手間やコストを理解して協力してくれる企業は少なく、身近に購入できる商品も少ないため、アパレルや消費者に知ってもらうことに苦労しました。そこで、中野は、本当のサステナブルへの取り組みを知ってもらうためには、「ループラスは一見にしかず」と考え、実際のリアルな生産現場を見てもらうことに!

その効果はねらい通りでした。ループラスに携わる様々な人の苦労や情熱を目の当たりにして、取り組みに賛同いただける企業も増えてくるようになり、商品アイテムも増えてきました。

クラボウは、ループラスで素材開発から販売までを含む循環型経済の構築を目指しています。中でも製品を使う消費者の参画がキーポイントと考え、サステナビリティを身近に感じていただける仕組みをパートナー企業とともに模索中です。例えば、中野が担当するジーンズメーカーや百貨店様とは、店頭で回収した古いデニム製品をアップサイクルし、また製品として販売するプロジェクトをスタートさせています。

将来的には、サステナブルファッションが、ごく自然に日常に根付き、広く社会に受け入れられるようにクラボウから世界に発信していきます。繊維・ファッション業界の廃棄物ゼロを目指して。