中期経営計画株主・投資家情報

クラボウグループの新中期経営計画「Creation’21」について

クラボウグループは、2021年度を目標年度とする3ヵ年の新中期経営計画「Creation’21」を策定し、2019年4月からスタートしました。

「Creation’21」は、同じく2019年4月からスタートしたクラボウグループの「長期ビジョン2030」のファーストステージに位置します。「長期ビジョン2030」では、当社グループの2030年の目指すべき姿を「イノベーションと高収益を生み出す強い企業グループ」としており、「Creation’21」は、それを実現するための重要なアクションプランとなります。
前中期経営計画「Advance’18」では、基本方針を「収益拡大に向けた事業変革」とし、海外ビジネスの拡大・強化と国内ビジネスの再構築、将来市場を見据えたマーケット志向型事業への転換、高収益ビジネスの追求などの諸施策を実行しました。しかし、着実に成果をあげているものもある一方で、経営環境の変化のスピードが想定よりも速く、また、不採算ビジネスからの撤退や事業縮小により売上高は減少し、それを補完する新規事業・ビジネスの確立も遅れたことなどから、結果として満足のいく業績とはなりませんでした。

当社グループは、このような「Advance’18」での反省と成果を踏まえ、「Creation’21」では、「Advance’18」での諸施策に引き続き取り組むとともに、社会にどのような貢献ができるかという視点でイノベーションを生み出し、ビジネスモデルの変革と高収益事業体制の確立を図り、企業価値の向上に取り組んでまいります。
また、「長期ビジョン2030」および「Creation’21」のスタートに合せ、グループ一丸となって計画を達成するため、経営理念を「私たちクラボウグループは、新しい価値の創造を通じてより良い未来社会づくりに貢献します。」にリニューアルしました。

Creation'21 基本方針:「イノベーションによる収益拡大と企業価値の向上」Creation'21 基本方針:「イノベーションによる収益拡大と企業価値の向上」

連結業績目標

2021年度
(目標年度)
2018年度
(基準年度)
売上高 1,700億円 1,570億円
営業利益 90億円 56億円
経常利益 95億円 61億円
純利益 65億円 46億円
ROA 5.0% 3.1%
ROE 6.6% 4.9%

(注)ROAは総資産営業利益率、ROEは自己資本当期純利益率。

事業セグメント別業績

売上高 営業利益
2021年度
(目標年度)
2018年度
(基準年度)
2021年度
(目標年度)
2018年度
(基準年度)
繊維事業 622億円 597億円 8億円 ▲9億円
化成品事業 680億円 611億円 35億円 19億円
環境メカトロニクス事業 240億円 210億円 23億円 22億円
食品・サービス事業 120億円 106億円 12億円 9億円
不動産事業 38億円 44億円 25億円 30億円
消去又は全社(*) ▲13億円 ▲16億円
合計 1,700億円 1,570億円 90億円 56億円

(*) 「消去又は全社」の内訳は、主に各セグメントに帰属しない研究開発費である。

事業セグメント別重点施策の概要

各事業分野における成長・注力事業に対し、経営資源を積極的に投入する中で、業容・収益拡大に繋がるビジネスモデルの構築に努めてまいります。また、SDGsへの貢献など、社会課題解決に繋がる商品・サービスの開発・提供にも注力してまいります。各事業セグメントにおける主な重点施策は以下のとおりです。

繊維事業
・新しいビジネスモデルの構築による高付加価値商品の拡販
・AI・loTを活用したスマート工場化による競争力の向上
・グローバル展開の再編と拡大
化成品事業
・高付加価値事業(高機能樹脂加工品、機能フィルム、高機能資材)への経営資源の集中による業容拡大
・基盤事業(ウレタンフォーム、建材)の再構築と新商品開発・新市場拡大
・関係会社との連携強化によるグローバル事業展開とシナジー効果の追求
環境メカトロニクス事業
・ロボットや検査・計測、遺伝子などの分野での、AIを駆使したシステムアップ商品の開発
・インフラ関連商品、再生エネルギー関連商品の拡大
・海外拠点を中心とした工作機械(横中ぐりフライス盤)の拡販
食品・サービス事業
・フリーズドライ食品事業を中心としたBtoBビジネスの拡大
・倉敷アイビースクエア(ホテル事業)における大型宴会
・インバウンドの受注強化、大規模リニューアルによる集客力アップ
不動産事業
・長期安定収益の維持・確保を目的とした保有不動産賃貸事業の再構築

経営資源の投入

  1. 業容の拡大を目指し、機能フィルム生産ラインの増設や繊維原料改質設備の増強、倉敷アイビースクエアの大規模リニューアル、またAI、IoTを活用した工場設備のスマート化や老朽化更新など、3年間累計で約220億円の設備投資を実施いたします。
    また必要に応じ、M&Aや資本提携などの事業投資も積極的に実施してまいります。
  2. グループの新規事業創出の役割を担う技術研究所では、研究開発資源を効率的に運用し、これまで培ってきたコア技術の深耕および半導体関連、ロボットセンシング、高機能複合材、ライフサイエンスの4分野に重点を置いた事業開発活動を推進いたします。
  3. 多様な人材が、個々の能力を最大限に発揮し、健康で活き活きかつ柔軟に働ける環境・制度の整備に注力いたします。また、あらゆる環境下で活躍できる人材の確保と「次世代リーダー」の育成にも努めてまいります。

信頼される企業づくり

1. コーポレートガバナンスの強化

株主、顧客、従業員、地域社会といったステークホルダーに信頼される企業づくりの一環として、「クラボウ コーポレートガバナンス ガイドライン」に基づく経営を実施し、公正で透明性のある事業活動を行うためのコーポレートガバナンスの強化に努めます。また、役員の指名、報酬等に関する独立社外取締役を中心とする任意の諮問委員会を設置いたします。

2. CSR活動の強化・推進

  1. クラボウCSR委員会の統括のもと、倫理ある事業活動を行うための体制強化と社内教育の徹底、CO2の削減やゼロエミッションの推進などの環境負荷の低減、ダイバーシティの推進など各CSR専門委員会の活動を一層強化してまいります。
  2. 品質保証体制の強化
    新設の品質保証委員会および品質監査グループの活動を通じ、品質保証体制の強化に注力いたします。
  3. SDGs(持続可能な開発目標)への貢献
    当社グループの事業活動は、経営理念「私たちクラボウグループは、新しい価値の創造を通じてより良い未来社会づくりに貢献します。」に基づいており、その目指すところは、SDGsに通じています。
    今後も、目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」、目標11「住み続けられるまちづくりを」など、当社グループが貢献できる優先課題を明確にしつつ、事業を通し、SDGsの目標達成に貢献してまいります。

3. 株主・顧客・地域社会との関係強化

安定的な配当政策の維持、市場が求める商品・サービスの供給、継続的な雇用確保等により、株主・顧客・地域社会との良好な関係構築と維持に努めます。また、広報活動の充実などを通し、企業認知度のアップにも注力いたします。

(注意事項)
当資料に記載されている業績等の内容は、資料作成時点における事業環境等を前提とした当社グループの予測に基づくものであり、記載された将来の計数数値や施策の実現を確約したり、保証するものではございません。